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北小路 肉丸の自分史・・つまり「肉丸史」

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第49話 母の話(18歳~21歳)

第49話 母の話(18歳~21歳)

銀行の面接を受ける時に、戸籍を用意するように言われました。

用意した戸籍を見て、母は驚きました。

そこには「養子」と書かれていたのです。

今まで育ててくれた親が実の親では無いことを この時、初めて知りました。

また兄も「養子」であり、家族全員が血の繋がりが無いことを知ったのです。

多感な頃ですから、家族全員が他人というのはショックだったと思います。

養子になった経緯も聞かされますが、理解できなかったみたいです。

何より、本当の両親もすぐ近くに住んでいながら、一度も顔を出していないことに「自分は捨てられた」と思うようになりました。

ショックのあまり、銀行の面接を受けることはできませんでした。

それでも当時の花形職業であったバスガイドになりますが、育ての親や実の親が暮らす函館に住むのが嫌になっていました。

ちょうどその時、バスガイドの最中に唄った母の歌声が良いと評判になりました。

その評判は、地元出身の大物演歌歌手の下にも届き、歌手にならないかと誘われました。

両親のところにいたくなかった母は、即座にその誘いを受けるのですが、すぐに歌手になれるわけではなく、まずは札幌の飲食店でクラブ歌手として働くことになりました。

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