FC2ブログ

2904

北小路 肉丸の自分史・・つまり「肉丸史」

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

第3話・首輪のはずし方

家の庭には大きな木が2本あったのですが、そこにワイヤーを張って鎖を繋いでいました。

チビという名前とは程遠い、大きな犬となったチビは、自由に庭を駆け回ります。

警察犬になるような犬ですから、頭も良く、躾けができた犬になりました。

吠えることなど一度もありません。

ある理由(後日説明)で、遊び友達のいなかったボクにとって、チビは唯一の友達でした。

チビもそれはよく分かっていたみたいで、暴れん坊なボクのパンチやキックを受けても怒ることもありません。
(噛みつき攻撃にはキャンと鳴いたみたいだが・・・)

そんなある日、チビと遊ぼうと庭に出ると、チビは大喜びでボクに飛びついてきました。

さすがにボクの2倍の大きさですから、ドスンと尻もちをついてしまいました。

一瞬、ハッとしたチビはボクから離れたのですが、チビの鎖(当時はリードなんてモノは無く、本当にチェーンのような鎖でした)がボクの首に巻きついていたのです。

ボクが苦しそうな声をあげると、チビが驚き、ボクから離れようしますが、離れようとするほど、ボクの首は締まります・・・。


吠えることのなかったチビが、吠えました。

異常を感じたお弟子さん達がすぐに駆けつけてくれて、ボクは助かったのですが、チビは父に怒られてしまいます・・。

それからチビは、二度とボクに飛びつくことはありませんでした。

それでもボクはかまわず、チビに対して「闘い」を挑むものですから、困った父はチビの首輪を外す方法をボクに教えてくれました。

しかし、「約束事」がありました。

「首輪を外して遊ぶときは必ず母に言うこと」でした。

頭の良いチビですから、勝手に庭から出ることは無いと思いますが、万一を考えてのことでしょう。

しかし、ボクは「首輪を外す方法」という秘密を教えてもらったことと「約束事」という責任を与えられ、大人になったような気がして、嬉しく感じていました。
(さすがに首輪をつけることはできないので、母にお願いしている)


これでボクらは、自由に庭を転げまわりながら闘うことができるようになりました。

この時の記憶は、チビと庭で遊んでいたことしかありません。

それだけ多くの時間を庭で過ごしていたのでしょう。

旭が丘高校
近所の高校で(ココもボクの遊び場の一つだった)
スポンサーサイト

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。