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北小路 肉丸の自分史・・つまり「肉丸史」

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第36話 避難訓練

その日は避難訓練でした。

ジリリリリと非常ベルが鳴ったら、机の下に身を隠し、先生の言葉で廊下に並び、校庭へ移動します。

そう言って、先生が避難訓練の方法を説明しています。

子供ながらにワクワクします(笑)

「廊下に並ぶときや、避難するときは、おしゃべりをしないで静かにすること」
先生が注意を続けます。

非常ベルはすぐには鳴らず、普通に勉強が始まりました。

しかし、勉強に集中できません・・・。

いつ、非常ベルが鳴るかワクワクドキドキしていました。

それは、ボクだけではなく、前の席に座っていたユタカくんも同じだったのでしょう。


ジリリリリリリ
けたたましくベルが鳴りました。

前の席のユタカくんがビクッと大きく動いたのを見ました。


机の下に身を隠し、その後、先生が「みなさん、しずかに廊下にならびましょう」と言いました。

ところが・・・。

ユタカくんが動きません・・・。


見ると、ユタカくんのズボンが濡れていました。

緊張とベルの音で「おもらし」をしてしまったみたいです。


みんなが教室を手で行く中、ボクは何も言わず、先生に手を振り合図しました。

先生もすぐに察しました。

「誰にも言っちゃダメよ」

とボクにくぎを刺しました。

「はい」と答えて、ボクは教室を出ました。

廊下には同級生たちが避難するため並んでいました。

他のクラスは校庭に移動しているのに、ボクたちのクラスは先生が教室から出てこないため逃げることができません。

後から教室を出てきたボクにみんなが聞きます。

「何かあったの?」

ボクは、この場をどのように答えようか一瞬悩みました・・・。

ここは、みんなの緊張をホグスことが優先だろうと考えた結果、明るく元気に報告することが一番だと思いました。

「ユタカが、オシッコもらしたぞぉ~!!」

ガラッと戸が開き、鬼のような形相の先生が出てきました・・・。
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