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北小路 肉丸の自分史・・つまり「肉丸史」

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第34話 チャンバラ事件

入学して、まだ1ケ月も経っていない日のこと・・。

空の雲行きはドンヨリと悪く、今にも雨が降り出しそうです。

父の仕事は天気に左右されるらしく、朝から天気予報を見ていました。

天気予報では、午前中から雨だが夕方には止むと言っています。

父が、その予報を見て仕事に行くと、すぐにボクはチャンネルを「おはよう!こどもショー」に切り変えました。


登校時間となりました。

まだ、雨は降っていませんでしたが、小学1年生の多くは黄色の「雨合羽」を着て登校しています。

ボクといえば、まだ雨も降っていないのに、黄色の雨合羽など着る気にはなりません。

黄色の小さな「傘」を持っていきました。


教室の後ろにあった棚は、合羽で「まっ黄色」になりました。

合羽の子、合羽と傘の両方を持ってきた子、など様々でしたが、「傘だけ」持ってきたというのは、ボクとカズオ君だけでした。

カズオ君の家は、学校の向かい側ですから「傘」も必要ないくらいですが、ボクの家は20分は歩くところです。

まぁ、合羽を着ようが水たまりなどを見つけてはバシャバシャと足を踏み鳴らし歩くのですから、濡れるのに変わりありません。


まだ、授業なども無く、すぐに下校時間となります。

そのころには、雨も降ってきて、同級生たちは合羽を着て帰り支度を始めます。

ボクとカズオくんは「傘」だけですから身軽です。

二人で傘を振り回しているうちに、傘で「チャンバラ」を始めました・・・。

子供ながら、殺陣っぽく芝居かがっています。

打ち合わせしていませんが、カズオくんが右に動くのがわかると、左側に傘を振り下ろしたりしています。

二人は阿吽の呼吸で遊んでいるつもりですが・・・・。

ガラッ!

と戸が開き、そこには先生が立っていました・・・・。

「カサでケンカしてはダメでしょう!!」・・・とヒステリックに叫びました。

ボクたちはケンカをしていたわけではありませんが、芝居かがった演技力がリアルなケンカに見えたのかもしれません。

それから二人は椅子に座らせられ、ケンカの原因を聞かれたり、カサがいかに危険かなどなど・・を聞かされるハメに・・。


ボクとカズオくんが、先生の説教から解放されたころには、雨は止んでいました・・・。
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