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北小路 肉丸の自分史・・つまり「肉丸史」

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第33話 道具箱

隣の席のリカコちゃんはとっても大人しい子でした。

積極的なタイプでは無く、休み時間も一人で少女マンガを描いているタイプです。

でも、隣の席になったということで、ボクにとっては小学校生活で一番最初にお話をした子になります。


入学してすぐに「道具箱」というのが配られ、先生が

「それでは、道具箱の中に名前のシールが入っていますから、道具箱に貼ってください」

と言いました。

道具箱の中に、大きくボクの名前が書かれたシールが入っていました。

実は、当時のボクはシールを貼るなどという作業は苦手でした。

何が苦手って、裏の剥離紙を剥がすことができないのです。

人に噛みつくクセは無くなったものの、ストレスからか爪を噛むのがクセになっていました。

そのため、いつも「深爪状態」

そのため、剥離紙を剥がすことができないのです・・。

(今でも苦手・・笑)

「は~い、みなさん、できましたかぁ~?」
という先生の声に

「は~い」と返事する同級生。

その時、ボクはまだ四苦八苦しています・・・。

「では、次に道具箱の中に・・・が入ってますから、これにもお名前の・・・・」

いまだに道具箱に名前のシールを貼れないボクは先生の言葉も聞こえなくなります・・。


剥離紙を剥がすことに一生懸命なボクの視界に白い指が入ってきました。

隣のリカコちゃんです。

リカコちゃんは、ニッコリと笑って「はいっ」と言って剥離紙を剥がしたシールを渡してくれました。


「道具箱」というのは、名前シールをたくさん貼ることが多く、授業時間全てがシール貼りで終わりました。

ボクの道具箱の名前シールのほとんどはリカコちゃんが手伝ってくれたものです。

ボクはこういうときの「お礼」の仕方がわかりません・・・。

困ったことがあったら、男として(腕力で)助けてあげることが一番だと感じました。

大人しそうな性格ですから、男子からいじめられそうな気がしたのです。

そこで、「お礼の言葉」として・・・。

「俺のオンナになりな、そうすれば誰も手を出せないぜ」

と言ったのでした・・・・。
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