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北小路 肉丸の自分史・・つまり「肉丸史」

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第32話 ヨシミちゃん

ボクのいた1年2組は、1クラスに50人いました。

札幌郊外の学校ですが、周りが新興住宅地になり人口が一気に増えた場所です。

学校の整備も遅れていて、校区が広く、バスで通う児童もいたほどです。

席は、背の高さの順番に男子と女子が隣合わせになりました。

男子が2名多く、男子同士が隣り合わせになった子もいましたが、後ろから3番目に大きかったボクは、ギリギリで女子と隣り合わせになりました。

隣はリカコちゃんという女の子で、女子では一番背の大きな子です。

ペコちゃんとは違う感じで、とても大人しそうな女の子でした。

ちなみにボクは、女子で二番目に背の大きかったヨシミちゃんが好みのタイプです(笑)

ヨシミちゃんは、「天から二物を与えられた」タイプで、美人でありながら勉強もできる子でした。

普通、小学1年生ならば「可愛い」という表現はしても「美人」という表現はしません。

しかし、ヨシミちゃんは「美人」という表現がピッタリな子でした。

小学校高学年時になると、この「ボク」ですら、顔を見て話をできないほどになるのです。

当時は、まだそこまで「おませさん」ではありませんから、何かしらのイタズラを仕掛けて気を引くことが手一杯です。

ヨシミちゃんのお母さんとボクの母親は仲が良く、いろいろな情報交換がなされていました。

その中に「ヨシミちゃんの好きな男子」という情報がありました。


その情報を得た母は勿体ぶりながら、そしてニヤニヤしながらボクに思わせぶりに報告します。

「ヨシミちゃんなんだけど、好きな男子がいるみたいだよ~」

ボクにとっては、とても興味のある内容ですが、一応、冷静を装います・・。

「あっ、そぅ」

そっけない返事を聞いた母は追い打ちをかけます。

「ヨシミちゃんが好きな人の名前を書いた手紙があるんだけどなぁ~」

「ふ・・ふ~ん、そ・そうなの・・」

「見たい?」

「あ・・明日の、イタズラネタに使える・・から、見せて」

と言って、ボクは母から手紙(というかメモ書き)を奪い取ります。


「カズオ君は勉強ができるから好き」

「ワタル君はカッコイイから好き」


などと書かれていた次にボクの名前がありました。

「優しいから一番好き」と・・・。


頭も悪い、容姿も悪い、そんなボクでも「優しさ」があれば何とかなるのです。



あれから40年たちますが、今でも女性に優しくが私のモットーになっています(笑)
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