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北小路 肉丸の自分史・・つまり「肉丸史」

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第24話 ウソ

ウソをついて自衛隊のジープに乗り込んだボク達ですが、マズイ問題がありました。

助手席に別の隊員が乗り込んできたのです。

ボク達は後部座席に乗ったのですが、ジープは2ドアでしたから、これで逃げ出すことが出来なくなったのです・・。

せっかくジープでのドライブを楽しもうと思ったのに、乗っている間は「逃げ出す方法」しか考えていませんでした。


信号でジープが停まり、追いかけていたクルマが遠ざかります。

焦りをみせた自衛隊員さんにボクは

「ここに来たことがあるから、ここからなら家に帰れると思う」
と言いました。

こう言えば、ここで降ろしてもらえるだろうと思ったのです

しかし、自衛隊員さんは

「じゃあ、家までの道順を教えてくれるかい」
と言ってくれました。

本当に優しい自衛隊員さんなのですが、ウソをついている私にとっては困った返事です(笑)

家についても、さっきまで追いかけていたクルマはないですし(当然)、何より両親にバレたら面倒です。

「次の交差点をコッチに曲がってください」
と、タクシー感覚です・・・。

「その電柱3本目がウチです」

と言って、停まったのは家から200mほど離れた場所です。

ジープから降ろしてもらい「お礼」を言いましたが、自衛隊員さんもそれだけでは帰りません。

「ちょっと、お母さんを呼んできてくれるかな」

まぁ、向こうも責任がありますから当然ですよね。

私は、ここで2通りの考えを持っていました。

1つは、「はいっ」と言って、その家に入るふりをして、庭から路地に抜けて消える。

もう1つは、そのまま何も言わず、走って逃げる・・・。


家に入ったふりをして逃げるのは、騙すような感じがしてイヤでした。

どっちにしても「逃げる」のですが(笑)騙すのではなく、堂々と逃げ出すことにしました。

ペコちゃんの手を握り、一気に駆け出すと「おじさん、ありがとー」と言って振り向きました。

「待ちなさいっ!」

の声を聞こえないふりして、また走りました・・・。



多分、時効だと思いますが、自衛隊員の皆さんごめんなさい・・・。
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