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北小路 肉丸の自分史・・つまり「肉丸史」

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第23話 自衛隊事件

子供二人だけで訪れた動物園。

疲れたボクの目に入ったのは、自衛隊の格好良いジープでした。

「自衛隊のジープに乗ってみたい」

そう思った私は、まずペコちゃんに一言。

「み・・道に迷ったみたい・・・」と言いました。

実際は、動物園から私たちの家は一本道の直線でして、絶対に迷うことはありません。

しかし、ペコちゃんは私の言葉に不安になりました。

「前も、この辺で迷子になって、気付いたら真っ暗く、お墓がある道に迷って・・・」などと言って、ペコちゃんの恐怖を盛り上げます。

「そうだ! あそこにいるおじさん達に助けてもらおう!」

と言って、ペコちゃんの手を引いてジープの横に立っている自衛隊員のおじさんのところに行きました。

「ボクたち・・・迷子なの・・・」

子供心に、自衛隊は市民を助ける人たちだと知っています。

隣には、不安で半べそ状態の女の子もいます。

きっと、ジープに乗せて家まで送ってくれるだろうと思いました。

作戦名「ジープに乗れて帰り道も楽」です。

しかし、作戦はすぐに失敗。

「迷子?・・おいっ! この子達を動物園の事務所に連れて行きなさい」

隊長らしき人が、誰かに命令しました。

これはマズイ展開・・・。


ボクは咄嗟に 「あっ! パパとママ!!」と言って動物園の前を通り過ぎたクルマを指さしました。

「パパとママがボクたちを置いて、クルマで帰っちゃう!!」

「あのクルマを追いかけて!!」


私が声をかけたおじさんが隊長の方をチラリと見ました。

隊長さんが頷く姿が見えました。

「ボクたち、乗りなさい!」

ボクたちはジープの後部座席に乗り込むことができました。

まんまと作戦が成功したわけですが、すぐに問題があることに気づきました・・・。
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