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北小路 肉丸の自分史・・つまり「肉丸史」

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第11話・チビ失踪

お盆になりました。

父やお弟子さん達も長期の休み(と言っても4日程度だったが・・)で、父の実家のお墓参りに行きます。

お弟子さん達も父の実家と同じ町の出身ですから、みんなで帰省です。


キレイな海が自慢の町で、たっぷりと、そしてノンビリと過ごして、札幌に帰ってきました。


家に着くと・・・、大人たちは何か異変に気づいて騒ぎ始めました。

車から降りるな・・と言われ、おとなしくしていると、やがてパトカーがやってきました。

お巡りさんや背広を着たおじさんが家の中に入っていきます。

ボクは間近でパトカーを見たくて、車から降りました。

パトカーを見ていると、お巡りさんたちが、玄関や窓を調べています。

「お巡りさん、何しているの?」

「必ず、どろぼうは捕まえるからね」

そうお巡りさんは言いました。

4才くらいでしたから、泥棒が物を盗む悪い人だとは知っていました。

家に入ると、父も母もお弟子さん達も泣いていました。

きっと大切なものを盗まれたのだろうと、母をなぐさめに行きました。

そうだ、留守番をしていたチビはどうしたのだろう・・・。

庭を見に行こうとすると、

「ダメだ!!」
という怒鳴り声とともにお兄ちゃん(一番上のお弟子さん)が私を止めました。

後にも先にも、お兄ちゃんに怒鳴られたのは、この時だけです。



翌日、恐る恐る庭に出ると、そこにチビの姿はありませんでした。

鎖も首輪もありません。

犬小屋とワイヤーだけが残っていました。


「チビはどうしたの?」

「多分、泥棒を追いかけていったんだ」とお兄ちゃんは言いました。

「じゃあ、泥棒を捕まえて戻ってくるね」

しかし、二度とチビと会うことはありませんでした・・・。

そして、この先、両親は二度と犬を飼うことはありませんでした。





チビのことは大人になっても、真実は教えてもらっていません。

ただ後々、ジステンバーで死んだと言ったり、様々なツジツマの合わないことは聞きました。
(私もジステンバーを調べて、ウソだと気付きましたし・・・

私も、追求することはしませんでした。

これは、想像ですが、家の異常に気づき吠えたチビに泥棒は何らかの危害を加えたのではないか・・と感じています。

庭には、父が仕事で使っていた、角材や鉄パイプが泥棒騒動の後、きれいに片づけられたことは記憶に残っています。

また、キチンと埋葬したとお兄ちゃんが口を滑らせたことがあります。
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