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北小路 肉丸の自分史・・つまり「肉丸史」

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第9話・すべり台事件

翌日、コッソリと公園をのぞき見ると、カマダ軍団が太めの木の枝をそれぞれが手に持ってビュンビュン振り回していました。

対私用の武器でしょうか・・・

子供心に「これはマズイな・・・」と感じました。

体の大きさこそ変わりませんが、相手は4才も年上で人数も5人です。

しかし、ここで引き下がるのも、釈然としません。

いったん家に戻り、庭へまわります。

そこには、ボクの一番の親友であり、格闘技の師匠(笑)であるチビが尻尾を振って待っていました。



父に教わった通りにチビの首輪を外します。

「首輪を外して遊ぶときは必ず母に言うこと」という約束は守りませんでした。

チビを連れて公園に行くことを、それもカマダ軍団を威嚇するために・・などと言えません。

反対され、怒られるのはハッキリしています。


母が家事をしている姿を確認し、見つからないようにチビを連れ出します。


庭の垣根から出る時に躊躇したチビでしたが、すぐに先を歩くボクの横にピタリとくっついてきました。



私の作戦は大成功でした。

カマダ軍団といえど小学2年生ですから、大型のシェパード犬にはビビリます。

その日の公園は私の思い通りに使えるようになりました。

しかし、そこは子供。

そうなってしまうと、一人で遊んでもツマラナイのです。

遊具で遊んでいても、「楽し~いな~」などとひとり言を言って、カマダ軍団の関心を引こうとします。

カマダ軍団も私に関心が無いことを装っていますから、なおのこと気を引こうとエスカレートしていきます。

そして、公園の一番高い場所、すべり台の踊り場に陣取りました。

「オーーイ」と言って、悔しそうに遠巻きで見ているカマダ軍団に見せびらかすように身を乗り出しました。

スロープ側の手すりに足を掛けた途端、スルッと下に落ちました・・・・。


ドスン!

落ちた痛みよりも、驚きの方が大きかったと思います・・。

ボクは泣き出してしまいました・・・。


チビの顔が一瞬目の前にありましたが、大きな声を出しながらコチラに向かって来るカマダ軍団に驚いたのか、すぐにボクの前からいなくなりました・・・。

7どんぐり
三輪車で遊ぶボク
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